当クリニックでは失われた歯周組織を再現する新しい治療法である歯周組織再生誘導法を導入しております。
再生療法には、GTR(ジーティーアール法)とEmdogain(エムドゲイン)法があります。
症状に応じて他の歯周外科手術も含めて患者様の歯に行えるかどうかを検査し、歯と歯周病の程度によって最適な方法を選択して行います。
吸収したり、破壊されたりしている歯槽骨を再生させる方法です。
特殊な膜(メンブレン)を使い、骨が再生されるべきスペースを確保する方法により破壊された歯槽骨は、徐々に再生されてきます。
歯周病による炎症が歯肉の奥まで進行してしまい、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術が必要になります。
この手術の際に歯周組織の再生を促すために用いられる材料の一つがエムドゲインゲルです。
現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下、2009年5月現在、世界44ヶ国で使用されています。
歯肉退縮 | 隣接歯の骨 | 成功率 | |
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歯槽粘膜に達しない | 正常 | 高い | |
歯槽粘膜に達する | 正常 | 高い | |
歯槽粘膜に達する | 低いが退縮した歯肉まで達していない | 低い | |
歯槽粘膜に達する | 退縮した歯肉レベルまで達している | 極めて低い |
移植する歯肉は上顎奥歯の内側から採取します。
上顎奥歯の内側の歯肉は厚さが3mmあります。1mmの厚さで歯肉を採取し、移植される側にメスで切開を入れポケット状にし、その中に採取した歯肉を入れます。
歯肉を採取された側は約2週間で元に戻り、移植された側が約1ヶ月で周りと区別がつかない状態になります。
当クリニックでは、患者さまお一人おひとりに時間をかけて「再生療法とは?」「どのような治療になるのか?」などを丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただいてから実際の治療に入っていきます。
なのでまずは、「自分の場合はどうなのか?」を確認するためにも、ぜひ一度お気軽にご相談にいらしてください。