歯の治療で使われている金属(被せもの、詰めものなど)の成分がお口の唾液に溶けて体内に吸収、入ることで、引き起こされる症状です。
例えば、口内であれば、口腔内の症状や口内炎、口唇炎、舌痛症や異味症、歯肉炎や舌炎などを引き起こす原因になります。
また、口内以外にも、接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの原因にもなります。
その他にも金属アレルギーと花粉症の間には、相関関係(互いに深い関係)があるとの学術レポートもあります。
それまでにアレルギーがない人も、ある日突然アレルギーになるのが特徴です。
・パッチテストによる検査
パッチテストにより検査を行います。
歯科材料を皮膚に2日間はり付けるか、または少量の検査試薬を使って検査を行います。
検査結果は、2~7日後に判定します。
・DMAメーター(歯科用金属溶出傾向測定装置)による検査
口腔内金属の電位差を計測し、その金属の溶出傾向(唾液に溶け出しやすい傾向)を判定します。
この判定結果により、金属撤去の優先順位を示し、患者さんに治療方針を分かりやすく説明いたします。
金属の除去が有効です。
金属を用いないメタルフリー修復やチタン修復、インプラント治療がおすすめです。
当クリニックでは、患者さまお一人おひとりに時間をかけて「金属アレルギーの有無」や「最適な治療法」などを丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただいてから実際の治療に入っていきます。
漢方によるアレルギーの根本改善のアドバイスも行っておりますので、アレルギーのような症状を感じている方は、ぜひ当院にご相談ください。